中国国家知識産権局(CNIPA)は3月29日の記者会見で、データ知的財産権の保護に向けた試行作業の進捗状況を報告した。全国17の省・市で展開されているこの試行作業は、データ知的財産権の登録申請が1万3000件を超え、そのうち発行された証明書が7000件を超えたという。

CNIPAは、データの知的財産権保護規則の構築を通じてデータの合理的な流動、十分な運用、有効な保護を促進するために、全国の17の省・市で試行作業を実施している。この取り組みにより、保護対象、保護主体、権利付与方式、権益内容、保護方式、運用モデルなど、データ知的財産権保護に関わる一連の重要な問題が明確にされた。

CNIPA専利局の葛樹副局長は、受け付けたデータ保護申請が多岐にわたる応用シーンをカバーしていることを強調した。これには、製造や生産に関するデータのみならず、販売や消費に関するデータも含まれている。申請主体は90%以上が企業であり、データ知的財産権の保護が経済のあらゆるセクターにおいて重要視されていることが伺える。

出所:国家知識産権局公式サイト

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